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先月半ば、休暇を利用して道北の秀峰・利尻山に登ってきました。

麓のキャンプ場で前泊

登山の無事を祈願

B級グルメ・ウニめし丼

天気予報によると若干風があるものの晴れて登山日和と書かれていましたが、
いざ登ってみると標高が上がるにつれてどんどん風が強くなっていき、徐々に視界も悪くなっていきました。
「これ大丈夫？頂上に行っても何も見えないんじゃないだろうか。そもそも上まで行けるのか？」不安が頭をよぎります。
9合目あたりから周囲に木がなくなり、強烈な横殴りの風をダイレクトに受けるかたちとなりました。しかも冷たい。
登山道の横が崖になっている箇所もあり、飛ばされたらサヨウナラです。身を屈めながら進んでいきます。

寒い、しんどい(;´Д｀)
雨こそ降らなかったものの山では天気予報があまりアテにならないことを実感しました。

それでも鼻水を垂らしながら何とか頂上に到達。しかし周囲はガスがかかっており、楽しみにしていた眺望はまともに見れない状況でした。
「ああ、せっかく来たのにダメか…」
半ば諦めつつも山頂で待っていると、幸運にも10分ほどで徐々に風が弱まり、少しずつ視界が開けてきました。
眼下に絶景が姿を現します。

ブロッケン現象

なんて美しいのでしょう。
周囲360度の青い海、真下に広がる雲海、切り立った崖の迫力、海を挟んだ向こうに見える礼文島。
辛い登りの苦労を報いるのに余りあるほどの素晴らしい景色に、感謝感激雨あられでした。

1時間ほど眺望を楽しんだのち下山。
麓の日帰り温泉で登山の疲労を癒し、翌日のフェリーで帰路に。
今回は駆け足の旅でしたがまたいつか来たいものです。できれば今度は夏に礼文島も含めて。高山植物がとても綺麗だそうです。

フロント上野