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はしもと便り Staff blog

牛頭天王と蘇民将来

2020.05.16

むかし、むかしあるところに牛頭天王(ごずてんのう)という人がいました。

もうそろそろお嫁さんが欲しいなぁと思っていると鳩がやってきて「竜宮城へ行きなさい」と教えてくれました。

そこで、牛頭天王は竜宮城への旅に出かけました。

途中、泊めてもらうところを探しているとこの辺りで一番の大金持ちの巨旦将来(ごたんしょうらい)の家がありました。

牛頭天王が「一晩泊めてください」と言うと、巨旦将来は意地悪く「貧乏人は泊められないよ」と断りました。

牛頭天王は困りました。しかたなく歩いて行くとボロボロの蘇民将来(そみんしょうらい)の家に着きました。「泊めてください」と言うと貧しいながらも心優しい蘇民は「どうぞ、どうぞ。古い家ですがお泊りください」と言って家の中に招き牛頭天王に栗ご飯を炊いておもてなしをしました。

次の日、出発する前に牛頭天王は「このたびは本当にありがとうございました。実は私の正体は素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。お礼にあなたの子孫を末代まで護ってあげましょう」と言って茅のお守りをプレゼントしました。

その後、この村に疫病が流行った時・・・

蘇民将来は茅のお守りを身につけていたことで助かり家族会員いつまでも幸せに暮らしたとさ。

祇園祭で授与される「ちまき」には、「蘇民将来子孫也」という護符が貼られています。

「私は蘇民将来の子孫です。病気や災いから護ってください」という意味があるそうです・・・

皆様ご無事でありますように

 

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